防犯カメラがとらえた1台の白い車。
車内から出てきたのは、切断された遺体の一部だった。
和歌山市内を流れる紀ノ川付近で事件は発覚した。
工事関係者から、川沿いの堤防に放置された車があるとの通報が入ったのは、18日午後5時半ごろ。
車を警察が調べたところ、車のトランクから血の付いた黒いキャリーケースが発見された。
さらに、近くの橋の下からは赤いキャリーケースが見つかり、どちらにも切断された遺体の一部が入れられていた。
また、同じ川の下流からは、別の遺体も発見された。
18日朝に2つのキャリーケースが見つかった場所からおよそ2km離れた川の河口で発見されたのは、目立った外傷のない中年男性の水死体。
放置された車に残されていた免許証の顔写真と、遺体で見つかった中年男性が似ていることから、同一人物とみられている。
現場付近の防犯カメラがとらえた18日朝の映像。
川の堤防の近くには白い車。
切断された遺体を積んでいる車とみられている。
その後、午後6時ごろになって通報が入り、多くのパトカーが駆けつけ、現場は一気に騒然とした。
放置車両を目撃した人「最初に(車に)気づいたのは、18日朝から止まっていた。無人なのは見ました。こんなところに止めて邪魔だなと」、「軽自動車のワンボックスだと思う。そんなに大きな車ではなかった」
放置されていた車は、和歌山市内のレンタカー会社で借りられていたことが、20日、新たに判明。
警察は死体遺棄事件として捜査している。
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