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工事現場で横向きになって倒れているのは、重さ20トンの大型クレーン車。

現場近くに住む視聴者が撮影した、事故直後の映像。
車のクラクションのような音が鳴り響いている。

さらに別の動画には、消防隊員らがトラックに乗っていた男性を救助する様子が収められていた。

事故が起きたのは、16日午前9時45分ごろ。
現場は、東京・品川区大井の高齢者施設の建設現場。

現場近くの防犯カメラには、クレーン車が倒れた際の衝撃音が記録されていた。

高齢者施設の工事現場でクレーン車が倒れ、ワゴン車などあわせて3台が、アーム部分などの下敷きになった事故。

上空からの映像を見ると、横向きに倒れたクレーン車のアーム部分が、緑色のワゴン車とシルバーの車を押しつぶしているのがわかる。

さらに、その先の道路に止まる白いトラックも、運転席付近が押しつぶされ、激しく壊れているのが確認できる。

住宅街の建設現場で、なぜ事故は起きたのか。

横転したクレーン車が掘削機をつり下げて移動していたところ、バランスを崩して横転したという。

現場近くの防犯カメラには、クレーン車が倒れる瞬間の音が記録されていた。

車がバックする音が聞こえた、次の瞬間、大きな音が。
クレーン車が倒れた際のこの音は、実際の衝撃とともに周囲に伝わった。

この事故で、緑色のワゴン車に乗っていた50代の男性が死亡。
トラックに乗っていた50代の男性は、右足を骨折したという。

高齢者施設の新築工事現場で起きた、クレーン車の横転事故。
クレーン車の運転手は調べに対し、「掘削機を移動している途中にバランスを崩して倒れた」と話している。

警視庁は、業務上過失致死傷の疑いなどを視野に入れ、調べを進めている。

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