◇19日 センバツ高校野球大会2回戦 作新学院8―6大分商(甲子園) 作新学院が9回の猛追を退け、大分商に競り勝った。9回は異例の幕切れとなった。 大分商が5点のリードを許して迎えた9回。4番羽田野、5番江口の連続適時打で3点差に迫り、なおも1死一、二塁と一発が出れば同点の好機をつくった。ただ続く丸尾の打球は左翼ライン際への飛球となったが左翼手が難なく捕球した。 2死で次の打者かと思われたが、ここで二塁塁審が一走にアウトを宣告。一度は作新学院ナインがホームに整列する中で審判団が協議をし、しばらくしてから再び作新学院も守備についた。大分商の打者も打席に入り試合再開かと思いきや、投手からボールを受け取った遊撃手が二塁に送球。アピールプレーで試合終了となった。 直後に主審が場内アナウンスでことの成り行きを説明。一走が一度踏んでいた二塁を踏み直さずに戻っており、「正式にアピールがある前に二塁アンパイアがアウトと宣告しました。大変申し訳ありません」と謝罪。「プレーを再開した上で守備側がアピールし、アウトとします」と説明した。