地下鉄サリン事件は、1995年(平成7年)3月20日に日本の東京都で発生した同時多発テロ事件である。
世界でも稀に見る大都市圏における化学兵器を利用した無差別テロ事件であった。
宗教団体のオウム真理教によって、帝都高速度交通営団で営業運転中の地下鉄車両内で神経ガスのサリンが散布され、乗客及び乗務員、係員、さらには被害者の救助にあたった人々にも死者を含む多数の被害者が出た。
1995年当時としては、平時の大都市において無差別に化学兵器が使用されるという世界にも類例のないテロであったため、世界的に大きな衝撃を与えた。
毎日新聞では、坂本堤弁護士一家殺害事件、松本サリン事件と並んで『オウム3大事件』[3] と表現されている