新型コロナの新規感染者数が、7日連続で東京都を上回った大阪府では、5日から「まん延防止等重点措置」が適用され、飲食店などは対応に追われました。
■職員らによる“見回り隊”
5日、大阪市では、史上初めてとなる「まん延防止等重点措置」が適用となりました。
大阪府庁に設置されたコールセンターには、朝から問い合わせの電話が殺到します。
そして、5日夕方、大阪市役所には、職員らによって結成された“見回り隊”の姿がありました。
大阪府の吉村洋文知事は「この大都市において、飲食店を一店舗一店舗見て回る。そして、飲食に強い街づくりを実現するということに、力を貸してもらいたいと思います」と話しました。
市内の飲食店で「午後8時までの営業時間短縮」や「マスク会食の徹底」などが守られているか、“見回り隊”が一店舗ずつ確認して回ります。
■対応に追われる飲食店
一方、大阪市内の飲食店側は、“義務化”されたアクリル板などの設置、さらにマスクをせず会話をする客の姿が目立つなか、「マスク会食」を呼び掛けるなど対応に追われていました。
5日、大阪府で確認された新規感染者は341人。これで7日連続、東京都の数字を上回ったことになります。
今回、「まん延防止等重点措置」が適用されたのは大阪市に加えて、神戸市や西宮市など兵庫県の4市、さらに宮城県仙台市と、合わせて6つの市です。
期限となる来月5日まで、対応に追われる飲食店は、大阪市で約4万軒、兵庫は4市を合わせると約1万6千軒、仙台市では約1万軒と、かなりの数に上ります。
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp
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